愛する妻のために
- エリア
- ご主人から奥様へ
- 式場名
- あいネットホール金谷
- ご参列者数
- 120名
- 故人である奥様は病気を患い、自宅からは遠い病院へ入院することとなりました。
それはそれは長い闘病生活・・・。
ご主人は自宅からその病院まで毎週毎週、奥様に会いに行っていました。
そんな仲がいいご夫婦。
もちろん奥様はご自身の姉妹やご主人の兄弟、まわりのみんなとも仲がよく、家族、親戚の中心的な大切な存在でした。
闘病生活が長くになるにつれて「自分が死んだ時」のことを話す時間が増えていきました。
ご主人はそんな奥様のためにとご自身も協力し、納得いく準備が出来るよう考え始めました。
その一歩がまずは当社平安閣にご連絡を頂し、あらかじめどのような流れになるのか、またどのようなお別れの仕方(アイテム)があるのかを知ること事。
ご連絡を受けお伺いさせて頂いた際、まずご本人のご希望を伺い、それに応じてた支度、どの様なアイテムがあるのかを可能な限りご案内、ご提案致しました。
ご本人が気に入っている真っ赤なワンピースにお着替えをしたい。
振る舞う食事は、皆さんが満足して頂けるように立派にしたい。
金額で考えないで、やりたいことは惜しまずにやっていきたい。
これが奥様の考えでもあり、それを叶えたいというのがご主人の希望でした。
そして、お話しをしていく中で写真がたくさんあると聞き、式場でスクリーンに流してはいかがですか?とも提案致しました。
相談時間としては1時間ぐらいのちょっとしたお話でしたが、ご主人は少しほっとしたご様子でした。
そしてその日は訪れました・・・。
奥さんがお亡くなりになり、ご葬儀についての打ち合わせが始まりました。
事前にお話していたこと含め、改めてお話しをしました。
ワンピースへのお着替えのため、もちろん奥様のお身体を配慮してエンバーミングというご遺体保全処置を行いました。
食事はお通夜、ご葬儀両日もしっかりとご準備をします。
お写真はたくさんあって、「メモリアルDVD」としてスクリーンで放映しました。
その他のお写真は、式場入口へレイアウトして、皆様に見て頂きました。
お通夜とご葬儀の2日間はご家族ご親戚、ご近所様、ご趣味の関係の方々と参列者も多く、その対応に追われ、ご主人やご家族はお疲れの様子でした。
ただ「前もって相談し、しっかり準備ができたし、本人の希望通りの式のお別れができたことが良かった!」と感謝の言葉を頂きました。
そこには、事前に相談された後のご主人様の安心のされた微笑みがありました。